Arrow Electronicsは、Renesas Synergy™ 開発フレームワークを使用してユーザーがIoTアプリケーションを迅速に立ち上げ、実行できるようにする、すぐに使用できるモノのインターネット (IoT) ハードウェアおよびソフトウェア プラットフォームであるARISの導入を発表しました。Arrowはイタリアのデザイン会社Relocと共同でARISボードを開発しました。
Renesas Synergy™ プラットフォームは、イノベーションと製品の差別化を促進する、完全に認定され最適化されたハードウェアとソフトウェアの組み合わせにより、開発をより簡単に、より迅速に開始できるようにすることで、IoT設計の加速に役立ちます。Arrow ARISボードとRenesas Synergy™ ソフトウェア プラットフォーム要素を組み合わせることで、開発者は市場投入までの時間を短縮し、製品の寿命全体にわたる総所有コストを削減できます。
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240MHz ARM Cortex-M4コアを搭載したRenesas Synergy S7 MCUをベースにしたARISボードには、IoT操作に必要なさまざまな機能が備わっています。3軸加速度計と3軸ジャイロスコープは位置と動きの感知情報を提供し、湿度と温度のセンサーは環境フィードバックを提供します。他のデバイスやクラウドとの通信は、イーサネット10/100ポート、Bluetooth Low Energy (BLE 4.1/4.2)、およびWi-Fi b/g/nサポートを介して可能になります。暗号ブートローダーと無線 (OTA) ファームウェア更新のサポートに加えて、NFCタグ機能も含まれています。
ルネサスのシナジー™ ソフトウェア プラットフォームには、オペレーティング システム、さまざまな認定スタック、ライブラリ、開発プロセスを簡素化および高速化する一貫したAPIが含まれます。
Arrow EMEAの半導体マーケティングおよびエンジニアリング担当副社長David Spragg氏は次のようにコメントしています。「製品開発者は、競合他社との差別化を図るアプリケーションの要素にリソースを投入したいと考えています。Arrow ARISボードとRenesas Synergyの組み合わせ™ このプラットフォームにより、開発者は基本的な構成要素を再作成する必要がなく、すぐに作業を開始して自分の専門分野に集中することができます。」