このサービスにより、 NXP A71CHセキュアエレメントベースのIoTエッジノードとゲートウェイにマスマーケットサポートがもたらされます。
Arrow Electronicsは、NXP A71CHセキュア エレメント トラスト アンカーを搭載したIoTエッジ ノードとゲートウェイの迅速な導入を可能にするセキュア プロビジョニング サービスを発表しました。IoTデバイスを認証し、クラウドへの信頼できる接続を迅速に確立する機能は、特にGDPR法と、データとセキュリティを保護するために組織に課せられる責任により、ますます重要になっています。Arrow社は、新サービスを提供するために、オランダのフェンロにある配送センターのプログラミング設備を拡張しました。この新サービスは、まずEMEA (ヨーロッパ、中東、アフリカ) 全域の顧客に提供され、将来的には世界規模で展開される予定です。
NXP A71CHは、センサー ネットワークやIPカメラなどのスマート ホーム/シティおよび産業用アプリケーションにおけるIoTピアツーピアまたはクラウド接続を保護するために開発された、すぐに使用できるセキュリティ ソリューションです。このソリューションは、シリコン レベルの信頼のルートに基づいており、暗号化されたキーの保存、キーの生成と導出などのセキュリティ機能により、個人情報と相互認証の資格情報を保護します。A71CHは、自律的なクラウド オンボーディングとピアツーピア認証に必要な資格情報を使用してArrowによってプロビジョニングできます。
Arrowは、新しいサービスを提供するために、Venlo倉庫にData I/O Sentrixセキュリティ プロビジョニングおよびデータ プログラミング システムをインストールしました。Data I/Oは、安全なプロビジョニングとパーソナライゼーションを提供するために、A71CHセキュア エレメントのサポートにおいてNXPと緊密に連携してきました。
「A71CHは、相互デバイス認証とクラウド オンボーディングに使用される信頼のルートをIoTデバイスに簡単に統合できるようにすることで、当社の『プラグ アンド トラスト』アプローチをサポートします」と、NXPセミコンダクターズのIoTセキュリティ担当シニア ディレクター兼ゼネラル マネージャーであるPhilippe Dubois氏は述べています。「Arrowのセキュア プロビジョニング サービスは、NXPハードウェアに必要なキーと認証情報を挿入するために使用されます。このサービスは、あらゆる顧客ボリュームにサービスを提供することで、当社のサービスを完璧に完成させます。」
「受賞歴のあるSentriX® プラットフォームでArrow ElectronicsとNXPをサポートし、Arrow VenloでのNXP A71CHの信頼性が高く安全なプロビジョニングを実現できることを大変嬉しく思います」と、Data I/O Corporationの社長兼CEOであるAnthony Ambrose氏は述べています。「NXPとArrowは、強力なイノベーション、技術サポート、そして独自の需要創出を市場にもたらします。このコラボレーションにより、あらゆる規模の顧客がハードウェアベースのセキュリティを簡単に導入できるようにするという共同ビジョンの実現が加速します。」
Arrow EMEA ComponentsのIoT担当ディレクター、Andrew Bickley氏は次のようにコメントしています。「企業はすでに、IoTネットワークをあらゆるレベルで保護する必要性を十分に認識していますが、GDPRの施行により、違反に対する罰則を考慮すると、この点がさらに明確になりました。」NXPは、さまざまなマイクロコントローラとのセキュリティとクラウド オンボーディングの簡単な統合を可能にする「プラグ アンド トラスト」デバイスを開発しました。Arrowのセキュア プロビジョニング サービスにより、デバイス プロビジョニングの速度と規模が劇的に向上し、この機能が一般市場に提供されるようになります。」
NXP A71CHセキュア エレメント デバイス向けのArrow Electronicsセキュア プロビジョニング サービスの詳細については、
http://company.arrow.com/productionservices/services/device-programming/ をご覧ください。