LTC7852/LTC7852-1は、DrMOS、パワー ブロック、または個別のNチャネルMOSFETや関連するゲート ドライバなどの外部パワー トレイン デバイスと連携して動作する、6相デュアル出力電流モード同期降圧スイッチング レギュレータ コントローラです。柔軟な設計により、1、2、3、4、5、6相構成が可能になります。
LTC7852は、電流検出信号の信号対雑音比を向上させる独自の機能を備えており、DC巻線抵抗が非常に低いインダクタを使用して効率を最大化できます。このコントローラは、わずか40nsの最小オン時間を実現し、高い降圧比で高いスイッチング周波数の使用を可能にします。2つのICを使用した8相、10相、または12相を並列接続して、最大400Aの非常に高い電流要件を満たすことができます。
リモートセンス差動アンプと高精度リファレンスにより、0.5V ~ 2.0Vの正確な出力電圧が得られます。入力電圧はコントローラによって制限されません。出力短絡または過電流からのヒカップ モード保護により、熱放散を最小限に抑えます。
LTC7852-1は、内部電流検出信号を備えたDrMOS専用に設計されています。
機能と利点
- サブミリオームDCRセンシングまたは電流センス付きDrMOSにより効率が向上
- パワー ブロック、DrMOS、または外部ゲート ドライバーおよびMOSFETで動作
- ±0.5% の合計出力電圧精度
- 柔軟な位相構成
- デュアル出力電流モニタリング
- tON(MIN) = 40ns、高周波数で非常に低いデューティ サイクルが可能
- デュアル差動リモート センシング アンプ
- 250kHz ~ 1.2MHzのプログラム可能な周波数範囲
- VIN 範囲はICによって制限されません
- VCC 範囲: 4.5V ~ 5.5V
- VOUT 範囲: 0.5V ~ 2.0V
- LTC7852用48リード (5mm × 6mm) GQFN
- LTC7852-1用36リード (4mm × 5mm) QFN
アプリケーション
- コンピュータシステム
- 通信およびデータ通信システム
- DC配電システム