低電圧デジタルアプリケーションに対する市場の需要が高まるにつれ、タンタル電解コンデンサがMLCC (多層セラミック) 技術に代わる第一の選択肢になりつつあります。AVXが提供するタンタル、ポリマー、酸化ニオブのオプションの範囲により、静電容量定格とフットプリント サイズの重複により、MLCCからの変換が容易になります。
タンタルコンデンサには、MLCCに比べて主に3つの利点があります。
1.電圧係数。バイアス電圧が増加すると、MLCCの静電容量は減少します。タンタル、ポリマー、および酸化ニオブのコンデンサでは、この電圧係数の影響は見られません。
2. 温度係数。MLCCの静電容量は高温でも低温でも減少しますが、タンタル コンデンサではこの影響も見られません。
3. 等価直列抵抗。MLCCのインピーダンス曲線は鋭い共振と非常に低いESRを備えています。ただし、タンタルコンデンサの場合、インピーダンス曲線はより広帯域になります。タンタルコンデンサのESRも低く、特に低温では低くなります。
これら3つのパフォーマンス上の利点と、MLCCからの容易な置き換えにより、タンタル コンデンサは次のプロジェクトでの使用に適した選択肢となります。