USBケーブルには、A、B、ミニB、マイクロB、Cの5種類の基本的なUSBコネクタのいずれかが付属しています。マイクロ コネクタは、Apple以外のほとんどの携帯電話やその他多くのポータブル デバイスに標準装備されていますが、最新世代のデバイスではUSB-Cコネクタが徐々にこれに取って代わりつつあります。
USB規格
標準のマイクロ コネクタは第2世代のUSB標準までしか使用できませんが、あまり一般的ではないがはるかに幅広い3.0バージョンも存在します。3.0バージョンでは以下が提供されます:
- 2.0よりも転送速度は優れていますが、小型で高速なUSB-Cコネクタほど実用的ではありません。
- 古い世代のケーブルを受け入れることができるレセプタクルですが、古いレセプタクルは3.0ケーブルを受け入れることができません。
標準のマイクロ コネクタには、古い世代では5つのピンがあり、あまり一般的ではない3.0世代では10個のピンがあります。
USB OTGとは何ですか?
4番目のピン (モード検出) は、一般にUSB「On-the-Go」または単に「OTG」とも呼ばれます。このピンにより、デバイスはホストと周辺機器の役割を切り替えることができます。たとえば、スマートフォンでは、USB接続により、コンピューターに接続したときには大容量ストレージ デバイスとして機能し、リムーバブル ストレージからデータを読み取るホストとして機能することができます。このOTGピンは、デバイスがどちらから電力を供給するかを「決定」できるようにするものでもあり、通常はホストが周辺機器に電力を供給しますが、場合によっては役割が再交渉されることもあります。
マイクロUSBピン配置図
ケーブル上のマイクロ コネクタを見ると、すべての世代のピンには、メインの台形の左から右に向かって、昇順に1 ~ 4の番号が付けられています。第3世代のコネクタには、追加された側面の長方形に、左から右に昇順でピン6 ~ 10があります。これらのコネクタにはシールド線が付いており、データ線 (プラスとマイナス) は終端処理を必要としないツイストペアです。
図1: USB AとUSB Micro Bのピン配置
図2: USB 3.0 Micro Bピン配置