TDK Corp. and its EPCOS division have introduced new surface-mount technology (SMT) transponder coils for the automotive industry that feature extremely compact dimensions.
TDK株式会社とそのEPCOS部門は、極めてコンパクトな寸法を特徴とする自動車業界向けの新しい表面実装技術 (SMT) トランスポンダー コイルを発表しました。
新しいTC1210 EPCOS SMTトランスポンダー コイルには、インダクタンス値が1.08 mHのバージョンとインダクタンス値が1.34 mHのバージョンの2つのバージョンがあり、X軸またはY軸のどちらでも操作できます。さらに、サイズはわずか3.2 mm x 2.5 mm x 2.2 mmで、現在入手可能なトランスポンダーコイルの中で最小のものです。
また、4.5 mm x 3.2 mm x 3.2 mmのTC1812 EPCOSトランスポンダー コイルも発表されました。TC1812はZ軸での動作に適しており、2.38 mHのインダクタンスを備えています。
これら2つの製品は、それぞれわずか50 mgと120 mgと軽量で、従来製品より約3分の1の軽量化を実現しています。また、巻線の端子がレーザー溶接されているため、優れた安定性を実現しており、タイヤ空気圧監視システム (TPMS) や、加速力の大きいその他の自動車ソリューションなどの用途に適しています。
トランスポンダーコイルの中心周波数は125 kHzで、AEC-Q200規格に準拠しています。AEC (Automotive Electronics Council) は、米国の自動車用電子部品の信頼性または認定基準を規定しています。特に、高温高湿耐性、耐熱衝撃性、耐久性など、高い信頼性を確認するためにAEC-Q200規格が設定されています。
新しい TDK/EPCOS SMTトランスポンダー コイルは、特定有害物質の使用制限 (RoHS) 指令にも準拠しています。
TDKは、電子・磁気製品の主要材料であるフェライトを商品化するために1935年に設立された大手エレクトロニクス企業です。TDKの現在のポートフォリオには、TDKおよびEPCOSの製品ブランドで販売されている電子部品、モジュール、システムが含まれています。同社はまた、電源、磁気応用製品、エネルギーデバイス、フラッシュメモリ応用デバイスも製造しています。
ドイツのミュンヘンに拠点を置くTDKのEPCOS部門は、セラミック部品、RFモジュール、フェライト、サージアレスタ、EMCフィルタ、非線形抵抗器、コンデンサ、表面弾性波部品、インダクタを提供しています。